キヤE195系は、JR東海が開発したキヤ97系をもとに耐雪などの改良を行い導入した、レール運搬を行う事業用気動車だ。機関車いらずで電化・非電化関係なく走行できる車両で、JR東海の開発車両ということでドクター東海などと似た顔つきをしている。この車両は今から2年ほど前から量産先行車として試運転を行っていた。
現在、JR東日本の機関車は、EF81は、田端機関区・長岡機関区・秋田車両センターに配置されていて、水戸支社管内で運用されるEF81は基本的に田端機関区の車両だ。田端のEF81は配置数も運用も多く、客車・配給列車・機関車の入出場と、レールやバラストを運搬する工事臨時列車(工臨)も担当する。
今回、言及されているのはレール運搬に関してであるため、レール輸送専用貨車のチキ・チと数量のEF81が廃車されると思われる。
参考までに、現在田端機関区に所属するEF81は以下の通り。
・EF81-80
北斗星色。2019年3月に全般検査実施。
・EF81-81
お召し塗装。2017年7月に全般検査実施。
・EF81-95
レインボー塗装。2018年5月に全般検査実施。
・EF81-98
北斗星色。2015年5月に全般検査実施。
・EF81-133
北斗星色。2019年6月に全般検査実施。
・EF81-139
JR東日本色。秋田車両センターから2017年3月に転入、双頭連結器を装備する。2013年2月に全般検査実施。
あくまでも予定であるため、今すぐ廃車にするわけでもなさそうである。また、全般検査の時期によって廃車が決まるわけでもない。
わざわざ秋田から転入させたEF81は双頭連結器を備えるため電車との連結が可能で、配給列車向けとして残す可能性が高いように思える。お召しやレインボーといった人気車両を廃車することも考えにくいため、98号機が有力な気がするが...
全て製造から40年以上の車体であるうえ、廃車する車両は鉄道ファンの予想に反していることも多いように思うため、なるべく早く撮影しておくに越したことはないだろう。
JR東日本労働組合水戸地方本部の発表(PDF)はこちらから。
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