れいるのおと

旅、鉄道、飛行機、ひとり言。あれこれかじって語りたいだけのブログ。

東武博物館保有車 東武8000系8111F

東武鉄道8111Fの写真が出てきたので、今回はそのお話。


東武博物館が所有する8111Fは、最後の原型顔として残っていた車両だ。東武鉄道の主力車両だった8000系は、経年劣化を防ぐための車体修繕工事が数十年にわたって行われた。改修されたほとんどの車両が、6050系に準じた顔つきに変更され、ほとんどがその顔に。野田線等で見られる8000系車両の顔はすべて修繕工事で改められたデザインである。

初期の頃に修繕工事がなされた編成は原型顔のまま修繕工事を終えた。原型顔で工事を終えたのはわずか数編成のみで、その中の1編成が8111Fである。

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唯一残った丸目ライトの原型顔編成として活躍していた8111F。当初は4両で登場し、後に中間車2両が追加された6両編成で、2両だけ製造元が異なっている。4両は製造が1963年、まもなく還暦を迎える長寿車両である。

2011年に引退した後に動態保存が発表になり、東武博物館が車両を買い取り博物館所有、春日部支所所属という形で動態保存が行われている。博物館所有という珍しい形での動態保存だが、SL大樹に使用されるSLや14系も同じような形態になっている。
引退まで纏っていたホワイトの車体&ブルーの帯を登場時のツートンカラーに変更。以降、団体列車や臨時列車専用の車両として活躍している。2016年にはセイジクリーム塗装に変更され、現在はセイジクリーム塗装で活躍中だ。


GWの臨時列車など、動態保存開始から数年は運転機会が多かったものの、近年は年数回の運転にとどまっている8111F。GoToトラベル関係で各社がツアーを出しており東武もいくつかの企画が発表になっているが、8111Fのツアーは未だ組まれていない。一応東武の目玉的車両な気がするのだが...今後に期待したいと思う。

今回はこの辺で。











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