れいるのおと

旅、鉄道、飛行機、ひとり言。あれこれかじって語りたいだけのブログ。

秋田港駅に留置中の24系とDE10・11

2015年春、上野~青森間を結ぶ寝台特急あけぼの号が運転が終了した。
あけぼの号で使用されていた車両は、青森車両センター所属の24系。廃止後はコンゴ共和国への輸出が決まっており、2015年秋に秋田港駅へ運ばれた。24系は9両ずつを3回の計27両、同時にJR貨物のDE10・DE11機関車5両が輸出される予定だった。

しかし、情勢的な問題からか輸出は先送りされている。
一度は陸に平置きされ船積み直前にまでなったのだが、2019年冬頃から再び貨物駅の線路に。のざらしで留置されている状態が続いている。

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秋田港駅に置かれている24系。
訪問は2021年8月。現状、全く動きがない。

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別の角度から。
こちらからはDE10が見える。DE10は4両、DE11は1両が連結して置かれている。どの車両も腐食がかなり進んでいる。

ほとんど引退当時のままの様子で、ごろんとシートなどのシールも貼られたままだった。引退から5年以上経過した今、再び尾久や青森のような光景が見られることはとても嬉しく、懐かしく感じられた。

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秋田臨海鉄道は2021年3月で事業を終了。
これに伴って施設が撤去される予定であり、これが24系たちにどう影響するか気になるところ。


この輸出に関しては状況が発表されておらず、一介のオタクには詳細や現況を知ることはできない。
一応、各種報道記事を漁って読んでみたが、輸出先がコンゴだったり南アフリカだったりとどうもはっきりしない。また、代理店に問い合わせたという数年前の記事があったが、担当者がいないとかで曖昧に終わっていた。

車両はJR東日本の手から離れてしまっているので、おそらく現時点での所有者は代理店。だが輸出される気配もなく、見通しも経っていない様子。今後、駅の所有者であるJRと車両の
所有者の間でどうするかが話し合われることだろう。今後の動向に注目していきたい。

偉大なる鉄道遺産はこのまま朽ちた鉄くずになってしまうのだろうか。そうならないことを祈りたい。


訪問:2021年8月




今回はこの辺で。


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