れいるのおと

旅、鉄道、飛行機、ひとり言。あれこれかじって語りたいだけのブログ。

【不遇の車両】E751系 特急つがる

JR東日本の不遇な車両、E751系のお話。


E751系は、交流専用の特急車両として1999年に誕生した車両だ。485系はつかりを置き換える目的で開発がすすめられ、同じく485系の後継車両として開発されたE653系をベースに、新形式を名乗って登場、6両3編成が落成。2000年に、盛岡~青森間を結ぶ特急「スーパーはつかり」として営業運転を始めた。

IMGP3298

2000年当時、新幹線は盛岡まで来ていた。以降、新幹線が線路が伸びるごとにE751系の運用範囲は狭まっていく。

2002年の八戸延伸でE751系の「スーパーはつかり」、485系の「はつかり」が廃止。「つがる」に名称が変わり、運転区間も八戸~青森に変更となった。また、快速「海峡」に代わって789系「スーパー白鳥」が運転開始。

2010年12月の新青森延伸で、「つがる」の運転区間が青森~秋田間に変更。これは特急「かもしか」と統合された形となり、従来の「つがる」とは全く異なる運転区間となった。特急「かもしか」は廃止。
この時E751系は運用を離脱したが、6両から4両編成に短縮されたのち、2011年に運用復帰している。ちなみに485系3000番台もここまで同じ経歴を辿ったが、2016年に運用削減で全車が引退・廃車になった。




本州撤退後に特急「ライラック」として復帰した789系とは異なり、使い道がなく隅に追いやられたかのような経歴を辿っているE751系。現在は、特急「つがる」として4両3編成が青森~秋田間を往復する日々を送る。これでも過剰輸送だとの声もよく聞くのがなんとも寂しい。廃車となった中間車2両はわずか10年程度の使用であったため、非常にもったいない。交流専用なのがネックなのだろうか、もうちょっと良い使い道があるような気がしている。


だけどE751系登場時は新幹線開業目前、よくよく考えれば不遇な経歴のように見えて予定されていたことなのかも?





今回はこの辺で。


最後までご覧いただきありがとうございます
クリックしていただけると励みになります


にほんブログ村 鉄道ブログへ


にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型 Nゲージへ

鉄道コム