【四国の新幹線】見た目0系のキハ32形に乗ってきた

0系を模した気動車として注目を集めている予土線のホビートレイン。宇和島駅から乗車してきたのでレビューしたい。

予土線の利用促進と予土線全線開通40周年を記念して、キハ32 3を0系新幹線風に改造して誕生した「鉄道ホビートレイン」。新幹線のない四国で生まれた初の新幹線車両なのである！

窪川寄りの先頭車が0系そっくりに改造。予土線には他にもホビートレインと呼ばれる車両が走っているが、なかでも最もシンプルかつ目を引く車両になっている。

宇和島寄り先頭車は連結に対応するため、団子っ鼻を型取った顔つきはしておらず、0系が描かれているのみにとどまっている。

車内全景。車内は青色で統一されたインテリア。

運転席周りもブルーで統一。

こちらは車内に設置されている0系新幹線の座席。実際に0系で使われていた本物だそう。0系のシートに座る機会は博物館等であるにしても、現代で営業列車でこの座席に座れることはかなり貴重なことでありレアケースだと思う。2席×2列の4席が設置されている。向かい合って着席することも可能。

座席の肘掛けに隠されたミニテーブルも健在。

座席上部には座席番号などが書かれている。

運賃表示版にもひと工夫が。東海道新幹線の駅名が記されているという遊び心、素晴らしいですね〜。ちなみに新幹線の各駅に運賃が表示されることはない。

車内の各所には鉄道模型の展示がある。

驚いたのは、警笛が新幹線のそれと同じこと。廃車発生品の流用なのか再現なのかはわからないけど、気動車のそれとは明らかに違う。そんなところまで再現してるのか...と驚くばかりだった。

見た目も中身も想像以上に楽しい鉄道ホビートレイン。運用も基本的に決まっているため出会いやすいし乗りやすい。そこもGood。
企画はJR東海、西日本のどちらと共同したんだろう？四国だし500系模型があるからJR西日本かなと思えば、運賃表示版は東海道新幹線。両者の協力でといった形なのだろうか。

こんな企画を通して実現しちゃうJR四国に拍手！楽しい乗車でした。

今回はこの辺で。

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