れいるのおと

旅、鉄道、飛行機、ひとり言。あれこれかじって語りたいだけのブログ。

営業列車に連結される回送車両の話

今日はちょっとした小話。

回送列車というと、客を乗せずに車両をどこかへ移動させること、つまり営業路線・区間で営業運転を行わない列車を指す。
編成単位の列車は基本的にその編成のみで回送されるわけだが、気動車の場合は営業車に連結してしまうことがある。これがなかなかおもしろいのでご紹介。

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朝の札幌を発つ923D列車。キハ40系が札幌を発着する列車は1日1本ずつで、923Dはその1つ。
この日は所定2両のところ1両増結した3両での運転。最後尾の車両は回送扱いだった。

この923Dのケースで回送車両が連結される理由は、JR北海道では札幌のお隣、苗穂駅に車両工場があるから。
923Dは札幌・苗穂までの車両の入場・出場回送を兼ねて設定されており、検査を受けた車両は、写真のように営業車に連結させて、所属先へ戻る。実に合理的だ。
昔、急行はまなす号などは機関車次位にマヤ34や函館へ回送する客車などが連結されていた。寝台時代にはよくあったそれらの名残ともいえる。

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こちらはJR四国の回送車。
営業車+回送車の2両運転が行われており、回送車にはこのように札が掲げられている。
こちらは2両ではワンマン運転ができないから、という理由で回送になっている。単独で回送、車掌添乗で2両運転。どちらも人の手配が必要な話だが、それを回避している。


私鉄では京急でそういった列車が走っているとか。普通とは違うイレギュラーなポイントが、オタク心をくすぐってくれる(笑)。機会があれば狙っていきたい列車の1つだが、どれほど行われているのは不明。撮影次第、また話題にしようかな。


今回はこの辺で。


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