れいるのおと

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【降りない駅訪問記】留辺蘂(るべしべ)駅

普通なら通り過ぎてしまうような駅(="降りない駅")に敢えて降りてみた、というレポート。今回はJR北海道石北本線留辺蘂(るべしべ)駅へ行ってきた。



まず、普通なら読めない留辺蘂。「る」から始まる駅名はここと留萌(るもい)だけ。駅名しりとりをやる時に重宝され、筆者はそれで知ってました笑。

石北本線の特急で旭川から3時間、言ってしまえば僻地にある。今回初めて、留辺蘂駅に降り立った。


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1912年開業の留辺蘂駅。
留辺蘂駅は、旭川方面から、石北本線の難所である常紋峠を超えた先にある。付近には温泉地である温根雪(おんねゆ)があり、スキー場などもある。現在の住所は北見市だ。

駅舎は国鉄民営化前から改修を続けて使われているそう。一見すると駅舎には見えない見た目をしている。


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駅舎には、ひらがな表記の駅名が掲げられている。漢字は難しいから...?いや、漢字駅名だとしても読み仮名は必須だろう。


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駅構内。
留辺蘂駅は委託管理の無人駅。無人となったのは2016年からだ。
ある程度の広さから、中間駅として存在することはわかる。実際、留辺蘂駅には石北本線の特急を含めた全列車が停まる。
切符窓口は塞がれており、改札もあるが機能していないに等しい。

列車発車後などは誰もいなく、静まり返ってしまう。


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駅舎を出ると、こんな感じ。すぐホームに直結しているわけではなく、少し距離がある。
特急の発着は2・3番乗り場から、こちらへは屋根伝いで行けるが、1番乗り場には屋根がない。


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歩道橋の上から駅を見る。遠軽旭川方面。

1番乗り場と駅舎の間の微妙な空間。これは、もともと線路があったことに由来する。ここにはかつて木材工場の専用線があり、本線から写真右手奥に向かって伸びていたそう。
この辺りでは林業が盛んで、1960年まではここから温根雪森林鉄道という森林鉄道が伸びていたほど。
現在ではその痕跡は少なく、このような不自然な空き地になっている。

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こちらは網走方面。
右側の草地は入替用のヤード跡。草に埋もれて見えないけど、今でも数本の線路が残っている。

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ホームからヤード方面を見る。かなり奥の方に保線車両が止まっている。

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跨線橋の中には年季の入った案内板が。キハ183系スラントノーズをイメージしたものか?

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駅ホーム。
北海道の駅は、国鉄時代のひらがな駅名版が現役の駅が多くて良い。

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駅名版。
ナンバリング対応済み。Aは網走方面のナンバリングで、札幌からカウントされている。途中、新旭川や廃駅のよる欠番もあるけど、それでも40個以上の駅があるわけで、北海道の広大さを思い知らされる。




うーん、非常に閑散としている。ふらっと訪れた身では何もすることができなかった。
今度はウィンタースポーツ目的で訪れましょうか。"石北本線は厳しい"を体験できたような訪問になった。


今回はこの辺で。


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