381系特急やくもの貫通型先頭車

数を減らしている国鉄特急型車両の1つである381系。今回は381系の貫通型先頭車に注目してみる。

クモハ381形が先頭の特急やくも。

581系登場以来、連結を考慮した先頭車が数多く誕生し連結運用や増結に対応してきた。しかし国鉄時代末期は先頭車不足により、中間車の先頭車化改造が施されることがあった。

写真の先頭車クモハ381形も、先頭車化改造された車両の1つ。元はやくも用381系の中間車モハ381形だった車両で、9両で組成されていたやくも編成6号車に当たる。
1986年にやくもを3両減車して特急くろしおに転用することが決定。結果7～9号車は特急くろしおへ、6号車モハ381はクモハ381へ改造。その際に増結にも対応できるようにと、その頃同じく貫通型に改造されたクハ480形に準じた顔付きとなった。

非貫通型先頭車に似た特急顔に整えられているが、貫通扉使用時に支障があるそうで特急シンボルマークは平たいものに変更されていて、貼り付けたシールのような見た目になっている。これはこれで個人的には好みで、遠征時には積極的に撮影していた笑。

国鉄特急型の貫通扉を潜れるのも貴重な体験になりつつある。連結シーンって見られるのだろうか？今の車両と違って見てて結構おもしろいんだよな...。ぜひ記録してみたいところ。

とまぁ、今回はこの辺で。