【超豪華】8600系しおかぜ・いしづちのグリーン車に乗ってきた

JR四国のドル箱路線の1つ、予讃線。讃岐の国香川と伊予の国愛媛を結ぶ路線だ。
今回はその予讃線の特急しおかぜ・いしづち号に乗車したレビューを綴っていきたい。

さて、乗車したのは高松駅始発の特急いしづち号。ニューフェイスの8600系で運転される列車を選んだ。
この特急いしづち号は、岡山発着の特急しおかぜ号と宇多津駅で連結して、終点松山まで向かう。いしづちは2両または3両での運転、しおかぜは5両での運転となり、松山駅へは7両または8両で到着することになる。号車表記は、しおかぜが1～5号車、いしづちが6～8号車(2両の場合は7号車が欠)となる。

また、予讃線は松山駅の先の伊予市駅まで電化されている。そのためこの列車は"気動車"ではなく"電車"。四国で電化特急というのはめずらしくも見えてくる笑。

さて、いよいよ車内へ乗り込んでみる。

車内。今時珍しい、2+1列の座席配置。半室グリーン車となっている。

余談だけどこれ、もう一度言うといしづち号のグリーン車。実はちょっと珍しい。
しおかぜ・いしづちのG車は1号車、つまりしおかぜの方に設定されており、一部を除き通常のいしづち号にはグリーン車は設定されない。だがこのいしづち号にはG車の設定があった。

これは8600系の車両数が関係している。8600系は3両編成の先頭に半室グリーンを備えており、2両編成は普通車のみの構成となっている。なので、しおかぜ＋いしづちの場合は(しおかぜ3+2)+(いしづち2)の7両で構成されるはず。だけどこの2両編成、現時点で予備車がない。
つまりこの日は代走で(しおかぜ3+2)＋(いしづち3)の8両運転となり、グリーン車が2室設定されるに至ったわけなのだ。同じく活躍する8000系は5両＋3両で固定のためそんなことは起こらないので、8600系ならではと言える。頻繁に起きるのかどうかはわからないけど、ちょっと変わったものが観られてラッキー笑。

長めの余談となったので本編に戻ろう。

座席。特急のグリーン車なのに、読書灯装備、電動レッグレストと装備が豪華。

背面。フットレストまで用意されていて至れり尽くせり。こんなに豪華装備で良いのでしょうか笑？

座席間のひじ掛けも大き目。このスイッチでリクライニング・レッグレストの調整・読書灯点灯がコントロールできる。コンセントはひじ掛け中央に装備。

リクライニング使用の写真。

こんな座席用意されて、快適でないわけがない。座面は柔らかく程よい弾力で包み込んでくれ、座面も沈み込むけど硬すぎなくてちょうどよい。レッグレストは固めでしっかり足を支えてくれる。これは素晴らしい。個人的には超快適と言われるE653系のグリーン車よりも快適だと思う。

グリーン車で静穏性も保たれていて、静かで落ち着いていて快適。四国上陸して気動車ばかり乗り継いできた後では、静かさに新鮮な感覚すら覚えた。あぁ電車ってこうだったっけ、みたいな笑。

でもこの座席、どこかで見覚えあるんですよねー....。

E5系のグリーン座席。ちょっとわかりにくい写真しか見当たらなかったけど、ほとんど同じに見える。
車両の製造は同じく川崎重工。共用化が図られたのかもしれない。

ということはこのグリーン車、ものすごいコスパが良い座席ってことになる。ここでは何度も言っているが、筆者はレッグレスト付き座席が好きなオタクである。新幹線ではE4系、E5系のグリーン座席が好きだと再三書いてきた。その快適性がイチ特急列車で味わえるとは...。感服いたしました。

また、このグリーン車どうやら大変人気らしく、この日は休日ということもあってかしおかぜ号のG車は満席。筆者は予定では普通車で松山へ向かう予定だった。ホームに佇むG車付き8600系を見て乗車変更、終点まで乗ってくる人は現れなかった。珍しいものに乗れたし誰もいないグリーン車を満喫、思いがけず満足度が高い乗車が得られました笑。

今回はこの辺で。

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