新京成の8000形が、2021年11月1日をもって営業運転を終了していたという話から。
N800形、80000形の投入で、置き換えが進んでいた8000形。最後の1編成である8512編成が引退していた。ラストランは社会情勢的にひっそりと行われ、11月中に解体・搬出されたそう。
新しい車両が輸送されてきて営業運転を始めると同時に、古い車両が1本落ちるという慣わしがある新京成。11月2日からは80000形の第2編成が営業運転をスタート。これで8000形は形式消滅となる。
8000形は、1978年に運転を開始。先代の800形とは違い、新京成初の両開き扉を採用。冷房搭載で落成、今では少なくなった2段窓。これらはグループ会社の京成3500形に準じた構造となっている。
塗装は過去4種類あったけど、個人的に好きなのは写真の京成千葉線乗り入れカラー。8502編成のツートンカラーも好きでした。残りの2色はベージュと茶色の旧コーポレートカラーと、ピンクの新コーポレートカラー。後者は賛否分かれる色ですね。
新京成線を走り続けて40年以上。北総線乗り入れ時代を知る生き証人であり、京成千葉線乗り入れもこなすベテラン車両だった。
「くぬぎ山の狸」の由来は、くぬぎ山は本社と車両基地の場所、たぬきは2つに分かれた前面窓とライトから。合計9編成いたくぬぎ山の狸だが、10年かけてゆっくり引退。まさに新京成を象徴するような車両だったと思う。
久しぶりに新京成を利用したら80000形第2編成を引き当て、「いつ入って来たんだこれ...」と思って調べたらこの始末。一応千葉県民なのに、ここまでの流れを全く知らなかった...。どうやら僕のアンテナが鈍くなっているようです笑。
ありがとう8000形。
新京成では引退を記念して特設サイトを公開中。リンクを貼っておきます。
https://shinkeisei-arigatou8000.jp/
今回はこの辺で。
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