れいるのおと

旅、鉄道、飛行機、ひとり言。あれこれかじって語りたいだけのブログ。

【まるでグリーン】東武 特急スペーシアに乗る!

東武の看板特急、スペーシア号に乗車してきたのでレビュー。

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スペーシアの愛称で親しまれるこの車両は、東武鉄道100系。デラックスロマンスカー(DRC)置き換えを目的に1990年に登場、以降30年以上、東武鉄道のフラッグシップ車両として走り続けている。
日光・鬼怒川への観光特急として、朝晩の通勤輸送やJR乗り入れで新宿や八王子へ顔を出すなど意外と(?)活躍の場が広い。ボディカラーも実に豊富で、歴代のものを含めると6種類(原色、粋、雅、サニーコーラル、DRCカラー復刻、日光詣)存在、東武らしく賑やかでおもしろい。

さて、今回乗車したのは特急きぬ、DRC編成。外観の写真を撮れなかったので日光詣の写真で失礼(笑)。

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車内。カーペット敷きで落ち着いた車内に明るいスカイツリーカラー(?)の座席が並んでいる。

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座席。
一般的な座席に比べてかなり立体的な形をしている。ヘッドレストのリネンは一般車が白、日光詣号のみ黄色になっているらしい。
乗車したDRCカラー編成は、外装のみの変更、内装は特に大きな変更点はない。


着席した瞬間、フカフカ具合にとても驚いた。座席の肉厚感とでも言うだろうか、ふかっと包み込んでくれるこの座席はJRのグリーン車並み、いやそれ以上だと思う。いろいろなグリーン車に乗ったけど、純粋な意味での座席(フットレストやレッグレスト、シートピッチの広さを考慮しない)で快適さに順位付けするなら1位と言っても過言ではないと思う。
背面、座面とも柔らかさと心地よさがちょうど良いし、頭が来る部分には程よく側面に張り出しがあってプライベート感も感じる。
内装は東武ホテルのデザイナーを起用したそうで、随所に良いホテルっぽさを感じられる。この乗り心地は良いわ...。

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リクライニングは若干浅めに感じる。
それでもシートピッチは破格の1100mm。JRグリーン車に並ぶほどの広さを確保。これでいて特別料金などを徴収していないというのは本当に素晴らしい。


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さてこちらは座面裏。
色分け的には何かありそうだけど、テーブルも何もなくピターン(笑)。網ポケットだけ用意されている。


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テーブルは先ほどの写真でも写っていたひじ掛け内蔵のものに加えて、壁の備え付けのものが備わっている。
このテーブルはちょっと立て付けが悪く使い勝手も微妙な印象だけど、向かい合って対面利用する時には非常に重宝しそうだ。コロナ禍の現在で対面利用OKなのかは不明だけど...。

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足元にはフットレストを装備。1100mmの広いシートピッチで足を伸ばすにはちょうど良いかも。

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車両天井部。
他の記事でも再三述べた文句になるけど、90年前後の車両らしい造形をしている。
頭上部分は確かに古めなんだけど、内装から感じる高級ホテルらしさ、座席の上質さに終始感動して乗車を終えたのだった。


驚くべき点は料金の安さにもある。特急料金はなんと平日1360円/土休日1470円。乗車券代と合わせても3000円ちょっとで乗れてしまう。
グリーン車にこの価格で乗ることができて、この価格で日光・鬼怒川まで行けると考えると、これはかなりお得なのではないだろうか。今後チャンスがある限り積極的に利用していきたい。大変有意義な乗車でありました。

ちなみに先日、この100系車両に初の廃車が発生。車齢30年を超えているため500系リバティに徐々に座を譲っていくことが予想でき、老い先はそう長くはないだろうと予想できる。
それはしょうがないので受け入れるとして、スペーシアが持つ日光・鬼怒川特急としての独自色、看板特急としての快適さやブランドは引き継いで欲しいなぁと思ったのでした。

追記...そういえば2023年デビューのNEWスペーシア、発表されたの完全に忘れてました笑
よって現在、りょうもうカラーの後継だけがいない状態になりますね




今回はこの辺で。


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