同区間を40分足らずで結ぶ空港アクセス鉄道である。
その快速エアポートよりも速達性の高めたのが2020年春のダイヤ改正で登場した「特別快速エアポート」だ。列車は朝に上り(空港方面)2本、夜に下り(札幌方面)2本の計4本だけと非常に少ない。
毎日運行とはいえ、いち北海道旅行者には狙わないと乗車できない列車だろう。一度この目で見てみたく、夜の新千歳空港駅を訪れた。
新千歳空港駅へ入線した快速エアポート。折り返し「特別快速エアポート」となるようだ。
号数は快速エアポートに続く形で振られていて、敢えて別の号数が付与されるなどはされていない。
3色LEDの電光掲示板では赤色文字で案内がされていた。
方向幕。
快速エアポートは721系、733系の共通運用。この日は運良く721系充当で、おかげでLEDではない方向幕を見ることができた。
前面の幕は「特別快速エアポート」の種別単体で表示。夜に赤い幕は目立つ笑。
南千歳にて。
特別快速エアポートの停車駅は、南千歳、新札幌、終点の札幌のみ。快速エアポートでは最速37分で空港アクセスするのに対し、特別快速では同区間を最短33分で走破する。
特急と同じ停車駅、特急並みの速さで走ってくれるので気分も良く、途中駅停車のストレスがない。もっと増やして欲しいとも思うが、快速エアポートは都市間輸送も担っているのでなかなか難しいのだろう。
最後にひとつ疑問に思ったこと。
特別快速は、南千歳に停まるのだ。
南千歳に停車すること特急と快速エアポートの乗り換え接続が行われる駅。だが特別快速の運転時間帯、乗り継ぎに便利な特急などないのだ。元空港駅だから周りはほぼ何もなく、利用者が多いとも思えない。
旅程立てのため時刻表と睨めっこした時に気づいたのだけど、この点はどうにも不思議。
ま、正直停まっても通過してもどちらでも良いけど、そこだけ気になったので笑。列車は2020年登場とまだ若いので、まだ手探り中なのかもしれない———。
今回はこの辺で。
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