れいるのおと

旅、鉄道、飛行機、ひとり言。あれこれかじって語りたいだけのブログ。

唯一の原色ローズピンク EF81-97

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EF81-97は、JR東日本のEF81のうち、唯一の原色、ローズピンクと呼ばれる色味を纏う車両だ。
国鉄時代に製造された彼らが、本来纏っていたカラーがこのローズピンク、通称ローピン。このローズピンクの色味は、国鉄民営化後ではJR貨物機やJR西日本機に残るのみ。JR東日本のEF81では、北斗星色やJR東日本色に塗り替えられたためにローピンは消滅していた。

しかし2018年、突如として97号機にローズピンクが復活。この頃すでにEF81の廃車が進み、とりわけローピンは風前の灯状態。いきなりのローピン復活が大いに話題になったのでした。




97号機の落成は1974年、最初の配置は富山第二機関区(敦賀)。内郷所属を経て、80年代から田端機関区に所属。2018年、秋田での全般検査とローピンの塗り替え後、田端に戻ることなく長岡車両センターへ転属。現在に至ります。
転属の理由は、長岡車両センターの機関車運用を補うため。長岡の車両は双頭連結器を持つもののみ、自動連結器を持つ車両がいなかった。双頭連結器同士では連結できないため、検査入場や配給のたびに田端の車両を駆り出す手間があり、それを省くためと言われている。


原色復活では、JRマークがないことや白色の窓枠Hゴムを採用など、かつての姿にかなり似せた仕様になっている。劣化が早いため白Hゴムは撤廃との話だったけど、こうして復活してくれたのは嬉しいポイント。
長岡に所属しながら、配給輸送やらで上京することも多く、一目見ることはそれほど難しくない。写真は仙台行きED75の配給輸送で上京した時の1コマだ。ED75の赤2号とローピンの赤13号、両者を一緒に撮ると色味が結構違うなと実感する。

昔の感じらしい荷を引くことがないのが残念だけど、復活再現してくれるだけありがたい。狙えるだけ狙っていくべき車両の1つでありますね。



今回はこの辺で。


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