EF510牽引迂回あけぼの号の話

久しぶりに模型を走らせたので、関連して寝台特急あけぼの号のお話。
かつて、あけぼの号が定期列車として運転されていた時、EF510が牽引するあけぼの号が運転されたことがあった。

上野から、高崎線・上越線・羽越線経由で青森までを結んでいた寝台特急あけぼの号。牽引はEF64・EF81。上野～長岡の山の区間をEF64、交直流切り替えが必要となる長岡から先の区間をEF81が担当していた。

EF510の牽引が行われたのは、2011年8月のこと。大雨による災害の影響で、上越線が不通になった。東北本線・北上線に迂回して運転が行われることになったあけぼの号の牽引に、EF510が抜擢。EF510は当時新製配置されてまもない頃だったこともあり、界隈が湧いたのが懐かしい。

EF510の牽引区間は上野～北上間。カシオペア色も牽引を充当された。全列車にヘッドマークは取り付けられておらず、これはEF81のヘッドマークステーのサイズと異なるため...とかなんとか。
EF510×白帯ブルトレの組み合わせは後にも珍しく、EF510のあけぼの牽引もこれ以降実現しなかったことから、大変貴重なシーンとなった。

ちなみに、北上から先は秋田車両センター所属のDE10が重連牽引で終点までエスコート。この時の北上線迂回が24系最後の北上線入線のようで、ちょっとした伝説、ラストランのような出来事になったのでした。今から12年前のお話、時が経つのは早い...

今回はこの辺で。

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