れいるのおと

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グリーンマックス E653系フレッシュひたち(イエロー) 入線

2016年にグリーンマックスから発売されたE653系フレッシュひたち。4年前の製品だが今回、黄色編成が入線した。緑編成の時はちゃちゃっと済ませたので、今回はちょっとだけ詳細に書いてみようと思う。

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E653系0番台は1997年に登場した特急型車両だ。ひたちの停車駅が多いタイプをフレッシュひたちとして走らせるための車両として、また、485系の置き換えも兼ねて導入された。JR特急としては珍しく、編成ごとに異なったカラーリングがなされ、2005年に増備された付属編成も含めると5色のカラーバリエーションになる。5色のカラーリングは沿線の景色をモチーフにした色が選ばれている。
イエロー(正式にはイエロージョンキル)ひたち海浜公園に咲くスイセンの黄色をイメージしている。






模型のE653系は、長らくマイクロエースの独壇場となっていた。カラーリングが多くて製品化に手間がかかり、KATOやTOMIXでは製品化しにくいのかもしれない。マイクロエースから通常版と改良版の2回発売され、0番台は全色製品化した。

グリーンマックスは2016年からE653系の製品化を始める。初めてJR特急を手掛けるというから大きな話題になった。考えてみれば、同系車種を様々なバリエーションで製品化してくれるグリーンマックスには持ってこいの車両だろう。
実車では1000番台へ改造されてもカラーバリエーションが増え、E653系全体で計10色になっている。現在はGMが全色製品化済み、マイクロエースはいなほの瑠璃色・はまなす色のみ製品化していない。

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今回入線したのは、グリーンマックスE653系フレッシュひたち(イエロー)動力付きタイプ。もともと緑編成を所有していたが、友人と交換することになり、入線に至った。


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グリーンマックスらしく印象把握ばっちりの造形かつライトも鮮やかで見栄えする。E653系の決定版と言っても良さそうだ。


マイクロエースはなぜかイマイチな造形のE653系。昔はマイクロエースの青編成を所有していたが、造形に納得がいかず手放してしまった。この独特な形状は、マイクロエースにとってあまり得意じゃない形なのかもしれない。
「Hitachi express」サインは実車同様に奥まった感じになっていて良い。この部分はマイクロエース製だとシール式になっている。


カプラーはダミーカプラーがセット、連結には専用のドローバー(?)が付属している。路面電車の連結器みたいなバーで、連結するとリアルさが欠ける。ここはGMも公式にTNカプラーへの交換を進めているので、後々取り付けることにする。

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既に何人かの方がレビューしている通り、ライトケースの周りが白くなっている。実車では黒く塗られており、角度を変えてみると気になってしまう。

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銀色の塗装が粗いという意見も耳にしたのだが、走らせると悪目立ちしないくらいだと思う。印刷表記も良い感じだ。

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ドア上や運転台横にも塗装の粗い部分があるが、角度によって見えるくらい。また、よく見るとスカートと帯の色が若干異なっている。走らせる分には問題ないレベルだが、高価な分、こういうところはしっかりしてもらいたいところ。

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ガラスは薄いエメラルドグリーンのような色で着色され、UVカットガラスを再現。

実車では2編成いるイエロー編成。動力付きタイプはK303編成、動力なしタイプにはK306編成の車番が振られている。黄色+黄色の14両編成を再現した場合でも車番被りがないよう考慮されているようだ。

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これも多くの方がレビューしている通りだが、エアコンが無着色っぽいのが残念。プラスチック感があるのがねぇ...。気にしないようにすればあまり気にならないもの、かもしれないが。

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幌なし、カプラーはアーノルドカプラーになっている。
幌を付けると見た目も連結間隔もいい感じになるので、後々取り付けるつもりだ。カプラーを変えるかどうかは好みだが、金欠につき今のところ交換はしない予定。


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車両のおなかはGMらしく組み立てキットになっている。造形もしっかりしてて悪い印象を受けない。

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びみょーーーに車体が湾曲している。よくみないとわからない程度なので、個人的にはこれも許容範囲。

造形が良すぎるだけにいろいろ粗が目立つ商品のE653系だが、高いお金を払った価値はあるくらい模型映えしているように思う。つまり、全く後悔していないし、実車に近くてカッコ良く満足。


いなほやしらゆきは何度か再販されているのにフレッシュひたちは製品化した1回だけ、発売から4年経ってもいくつかの模型店でも新品が売られている状態が続いている。フレッシュひたちは連結を楽しむ車両がゆえに、買うのを控えて売れ残っているのだろうか...?




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