E217系湘南色は、湘南新宿ラインに入線しなくなり余った横須賀線のE217系を転用して登場したもの。横須賀線の11両+4両を組み替えて10両+5両が3編成ずつ計45両が投入され、鎌倉車両センターから国府津車両センターに転属し運転を開始。この時改番等は行われなかった。
この湘南色が登場した2006年は東海道線の113系が引退した年でもあり、E217系の転属は113系の置き換えに一役買った形になった。
東海道線は伊東線や御殿場線などにも乗り入れるため5両に分割する運用などもあるが、E217系ではそれらは行われず。基本的に15両で終日運転されており、運用は東京~熱海間に限定されていた。
といっても、朝のみの運用とかではなく日中も走行が見られたため、撮り鉄には比較的撮影しやすい電車だった記憶がある。
低画質はご了承ください<(_ _)>
10両編成がF-01~F-03の3編成、5両編成がF-51~F-53の3編成ずついたが、F-01&F-51編成、F-02&F-52編成が車両不足や運用増加を補うために数年で横須賀線へ戻った。その穴埋めにE233系が国府津に配置されるも、F-02&F-52編成は再び湘南色となり東海道線へ。F-03&F-53編成とともに活躍を続け、上野東京ラインが開業する2015年に横須賀線へ帰っている。さよなら運転などは行われずひっそりと古巣へ戻ったのだった。
模型の世界の話をすると、実車の活躍年数が長かったためか、KATO・TOMIX両社が製品化している。
製品化の傾向的に、再販が望めそうなのはTOMIX製だろうか。新製品でもレンタルレイアウトなどでもほぼ見かけない車種に思うが、中古市場にたまに転がっている印象。頑張れば手に入らないことはないかなと言った感じか。一応参考までにアマゾンのリンクを貼っておく。
上野東京ライン開業時には、直通させるのか否かで話題になっていたような...?性能などいろいろな面で異なるため乗り入れは難しく、結果としてUTL開業時に全車両が横須賀線へ戻った。こういうレアで異端児っぽい車両なのになんだかんだで10年近く活躍していたことになる。中央線の209系がそんな感じになりそうだ。早いうちに記録を楽しんでおきたいものですね(笑)。
今回はこの辺で。
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