れいるのおと

旅、鉄道、飛行機、ひとり言。あれこれかじって語りたいだけのブログ。

【解放感と快適性】西武001系 Laview(ラビュー)に乗る!

なかなか私鉄の有料列車には乗らないのだけど、ひょんなことから乗る機会を得た。西武線の特急ちちぶ号であります。

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西武が投入した新車両、001系Laview(ラビュー)。2019年に登場したこの車両は、西武池袋線の特急ちちぶ・むさしに投入された。2020年春のダイヤ改正までに10000系レッドアローを置き換え、現在は池袋線特急はLaview、新宿線はレッドアローと区別できるようになっている。

特徴的なデザインは、投入発表のイメージデザインの時点で大きな話題になった。周りの風景に溶け込むようにと車体はシルバーに。ボディの前面は大型の曲面ガラス、側面は大きな窓をそれぞれ採用。まさにトップオブ個性的。なんとも好みが分かれそうな車両だ。

001系という変わった形式名は、JR東日本の四季島と番号が被る。どちらも次世代の新しい車両を考えた結果生まれた特別な車両、ということなのだろう。普通の特急とは一味違うぞ、と言いたげな車両である。

さて、ここから乗車レビューを綴っていく。

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まず、乗り込んでびっくり。
ここまで黄色が使われているのは初めてかも。新鮮。

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車内全景。
大きな窓で感じる解放感、間接照明を各所に使い全体的に明るい車内、カーペット張りの床、温かみのある座席。
何だろう、すっきりしているのにゆったりできると言いますか、落ち着きある空間に感じられる。


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座席。電車内ではなかなか見たことのない形をしている。

まず生地がちょっと毛羽立った風なものが採用されていて、暖かみのある見た目。触り心地も良かった。
着席してみると、1人用ソファのような包み込み。座面は沈み込むまで行かないけど硬すぎない、ちょうどよい柔らかさだった。背面は硬めだけども硬すぎなくてこちらも良い感じ。枕は可動式を採用していて、調節が可能だ。
座り心地に関しては、背中が少し水平すぎる印象を受けた。個人的には腰辺りに角度をつけて、もう少し厚みがあると嬉しいかなぁ。深めに座るかリクライニングをして好みの座り方に調整した。

乗っていると、とにかく快適性が良いことに気づく。座席のホールド感と、ゆっくりしてくれと言われているかのような雰囲気、暖かみが良い。たしか西武鉄道は"リビングにいるような快適性"と言っていた記憶があるんだけど、まさに言い得て妙だなと思います。

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背面。

ゆるキャラにいそうなシルエット(笑)。丸みがあってスマートとかスタイリッシュと言ったクールな印象は受けない。装備は特急車両によくある基本的なものが備わっていて、これは充分だと思う。

シートピッチも一般的な普通車と比べると広め、座席下に足も伸ばせて快適だ。カーペット敷きなのも良いですね。

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座席間のひじかけには収納式のミニテーブルが用意。コンセントも1人1つ用意されている。

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これくらいのミニテーブルは使い勝手が良くて立ち上がり動作の邪魔もしない。良い。


さて、座席の紹介はこれくらいで。なんといってもLaviewの目玉は大きな窓であります。解放感抜群で、一味違った車窓を楽しむことが可能だ。

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約1.3m×約1.5mの大きな窓が、座席2列につき1枚の間隔で割り当てられている。大きい窓であるため、ブラインドはなくカーテンで対応。今時の車両にカーテンは珍しいかもしれない。

大きい窓は先に登場した40000系S-TRAINにも採用されていた。好評だったのか、Laviewでは全面的に採用されるに至っている。これは観光特急としては正解なのではないだろうか。抜群の解放感が味わえる。
視野が広い車窓というのはとても楽しいもの。残念ながら今回の乗車は夜だったため、車窓を存分に楽しむところまでは行かず。その点は次の乗車に持ち越しかな。


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外から見た車両側面。夜の駅だと車内が良く見えて目立ってしまうのは唯一のデメリットかも(笑)。

マイクロエースが模型化することでも話題の西武のニューフェイス。なかなか良かったです。
昼間は解放感と車窓を、夜は快適性とくつろぎをメインで楽しむと良さそうだ。ぜひ次は昼の乗車を楽しみたいです。




今回はこの辺で。


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