れいるのおと

旅、鉄道、飛行機、ひとり言。あれこれかじって語りたいだけのブログ。

ー珍しい2階建て車庫ー千葉都市モノレールの萩台車両基地

千葉県千葉市を走る千葉都市モノレール。その車両基地である萩台車両基地に行ってきた。


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全国でも大変珍しい、地上2階建ての車庫。
中でもこの千葉都市モノレールの萩台車両基地は、その構造が非常にわかりやすい、唯一無二の車両基地である。

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千葉県千葉市稲毛区に位置するこの車両基地、千葉駅付近の喧騒から逃れた、少しのどかな雰囲気の場所に設けられている。
本社、車両工場を併設する車両基地で、千葉都市モノレールの拠点ともいえる場所だ。朝方の訪問だったため、留置中の車両が少なかったのが少し残念...。

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2階建ての留置線の隣には、工場を併設。屋根や壁で覆われているが、こちらも留置線と並行して2階建て構造でレールが敷かれている。

続いて本線側から車両基地を見てみる。

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最寄りは動物公園駅。そこから分岐して伸びた引き込み線が、大きなカーブを描いて車両基地まで続いている。
分岐するとすぐに上下に分かれ、2層構造になってレールが伸びる。勾配がきつそうに見えるが、タイヤで走るモノレールだからこそ問題ないのだろう。

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留置線手前には安全側線のようなものも設置されている。

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見た目にもおもしろい2階建て車庫。建築物としての美しさもあり大変見応えである車両基地だ。

1つ気になったのが、なぜ2階建てで作ったのかということ。写真はすべて基地の横の遊歩道または側道から撮影しているが、見てわかるとおりかなり敷地が余ってしまっている。
いくつかの延伸計画のもと敷設された路線であるため、増設することを考えて2階建て、そして敷地に余裕を残したということだろうか。となると、先ほど紹介した安全側線は、追加で新設される留置線のための準備工事ともとれる。グーグル先生でも資料が見当たらなかったため詳細は不明だが。

いづれにせよ、観ていて興味がそそられる点は非常に多かった。鉄道に必要な設備・機器類はモノレールではどういう形で用いられているのか、乗務員や作業員が移動する経路を辿ってみたり、車両の入庫を観察したり。建設されて30年以上経過しているのに見た目にも綺麗。ぜひ一度訪問してみることをおすすめしたい車両基地だった。





今回はこの辺で。


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