れいるのおと

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【過去画】E531系に復活した旧スカートの話

本日はE531系の日!ということでちょっとした昔ばなし。


東北本線常磐線の復活した被災区間など、活躍が目覚ましいE531系。単独形式で派生系がない(他路線向けの番台区分や改良)でありながら10年以上も製造され続けている車両だ。
初登場は2005年。モノクラス10両編成で走り始めたが、2007年G車連結がスタート、2009年には強化スカートを装備して現在の姿になっている。


さて、今回の主題は2016年のお話。
常磐線で踏切事故が発生、当該はK421編成だった。大きく損傷したいわき方先頭2両は、K455編成と入れ替えて運用復帰。その際、損傷したスカートの代替として、登場時に使用されていたスカート、通称旧スカートが復活した。

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こういったことは滅多にない。E531系では初めてのケースだった。わずか2年程度しか見られなかった旧スカートがまさか復活はちょっとした話題になった。

車両を入れ替えたK455編成が修理に向かい、修理完了後は車両を戻し、両編成とも運用復帰。しかし損傷したスカートが用意できなかったためか、このままの姿で運転が継続。K421編成のいわき方にはしばらくの間旧スカートが取り付けられていたのだ。
写真はそのシーンを捉えたもの。連結運転では顔を拝めないために10両運用を狙って撮影しに行かねばならず、苦戦した記憶がある笑。


同様の措置はこの件以降にも観られている。2019年には同様の事故によりK459編成、K460編成に旧スカートが復活。こちらも話題になった。
ここで他形式の例を挙げてみる。209系2000番台が踏切事故に遭った際には、スカートなし入場、修理を行っていた。旧スカート復活は、車両への取り付け可否や事故被害の度合いにもよるのだろうけど、保存されていたことが何より驚き。他の車両でもそうなのか、気になるところ。

事故は喜ばしいことではないけど、その対応策が鉄オタにとって嬉しいものになることはままある。いずれイベント等で復活した姿が見られることに期待したい(笑)。



今回はこの辺で。


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