れいるのおと

旅、鉄道、飛行機、ひとり言。あれこれかじって語りたいだけのブログ。

日本最古のSL 8620形58654号機が2024年に引退へ

JR九州は24日、肥薩線の観光列車「SL人吉」の運転を、2024年春を目途に終了する予定であると発表した。

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SL人吉肥薩線を走る人気列車だ。SL・客車とも熊本を拠点に活躍、九州管内への出張や特別列車の運転も行っており、最近ではSL鬼滅の刃号で使われたのが記憶に新しい車両である。

現役で走る中では日本最古のSLである8620形蒸気機関車58654号機が牽引を担当、58654号機は2022年で落成から100周年を迎える。100歳記念列車の運転とともに、今回の引退が発表となった。

58654号機は、100歳を迎えるだけあって老朽化が著しく、また技術者の確保も困難だという。引退後の処遇、客車の今後についての記載はなく、今後発表されるものと思われる。





日本ではSL列車の運転が各地で行われている。エネルギー効率が悪い上に莫大なコストがかかるSL列車運転は、僕のような一介のオタクには想像し難いほど困難であるに違いない。
SLの維持管理はコストと手間がかかるうえ、電車気動車の時代にSL用の設備の用意が必要になる。また、付随する機関車や客車の整備も必要で、それらの維持も簡単ではないだろう。それぞれ製造から年数が経過していることから、SL列車は運転を辞めるか否か新造か更新か、などといった分岐点にある。それがコロナ禍や人口減少でよりシビアになっているのかもしれない。


引退は残念だけど、先日KATOが模型化するという嬉しいニュースもあった58654号機。とりあえずは模型を楽しみに、引退前に撮り鉄乗り鉄もできたらいいなぁ。




今回はこの辺で。


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