れいるのおと

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【元大宮入れ替え機】東武鉄道 DE10-1099

今日はDE10の中でも東武鉄道に移籍するという異端な経歴の1099号機のお話。


DE10-1099は、1971年製造の寒地仕様のDE10だ。
新潟や西日本方面など各地で活躍をしたのち、宇都宮運転所へ。平成16年に大宮車両センター構内の入換機として改造され、双頭連結器を装備した特殊なDE10になっていた。

10年ほど入換機として活躍していた1099号機は、構内入換機にスイッチャーを導入したことにより入換機としての任務を解かれてしまう。
以降、宇都宮運転所所属の他のDE10と同様に運用に入り、越中島線の列車や工臨牽引を担当。運用入りして1、2年程度経過した平成28年頃、運用離脱し秋田車両センターへ入場・改造の上、東武鉄道へ譲渡。現在は東武鉄道で活躍を続けている。


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205系を押し込み中の1099号機。両エンド共に双頭連結器を装備し、他にスピーカーや補助手すりなどが増設されている。

東武鉄道ではSL大樹の補機やSL・客車の検査入出場の牽引を担当。SL大樹の合間にはDL大樹として旅客列車の先頭に立っている。もはやSLより活躍している車両になっていた。
SL・DL大樹での客車である14系を引っ張る姿は、まさにはまなすの入換やその他14系客車列車を彷彿とさせる。客車・機関車共に塗装が継承されたことは、東武鉄道の粋な計らいだろうと思う。ブルトレが消滅した頃からは想像もできないような光景が、日光で広がっているわけだ。


ちなみに東武鉄道はもう1両DE10を導入する予定で、番号は1109号機。北斗星塗装を纏った1109号機は寝台牽引を担っていたDD51を思い起こさせる姿になっている。2機体制となったDE10とまもなく3機体制になるSLで、さらに鉄っちゃんをわくわくさせるような企画があることを期待してしまう。



令和の時代に客車列車を再び牽引することになるとはDE10側も思っていなかったことだろう。双頭のDE10というのも個人的には好きだったのだが、花形運用リバイバル的な列車を牽引するDE10をしっかりと記録していきたいと思う。






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