れいるのおと

旅、鉄道、飛行機、ひとり言。あれこれかじって語りたいだけのブログ。

381系特急やくも パノラマグリーン車に乗車する

山陰に旅行した時、ゆったりやくものパノラマグリーン車に乗車した。

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国鉄型特急が今も現役で走る路線として有名な伯備線。381系で運転される特急やくものうち、2、3、12、13、16、17、26、27号はパノラマグリーン車(以下パノラマG)を連結して運転されている。
今パノラマグリーンを楽しめるのは特急やくもだけ。せっかくなので乗車することに。

パノラマグリーン車出雲市寄り先頭車に連結されている。よって、前面展望を楽しむなら下り列車に乗らなくてはならない。先ほど挙げたパノラマG連結列車のうち明るい時間帯に走るのは3号と13号。この日は特急やくもの撮影も行っていたため、3号は撮影して13号に乗車しようという行程に決定。乗車区間は米子~出雲市で約50分の旅だ。

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まずはグリーン車全景。独特な形の背もたれの座席が1+2配置で並ぶ。座席は通路より1段高い位置にある。

閑散期は4両で運転される特急列車なのに、1両まるごとグリーン車というのはなかなか珍しい。リニューアル工事で683系と同等の座席に交換されたらしく、同じタイプのものらしい。

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座席は1番A席。運よく最前列を確保できた。
座席はフットレストと可動式枕、幅のあるひじ掛けとリクライニングという標準的な感じ。運転席への通路の窪みを確保するためか、B席にはフットレストがない。

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座面裏。ここにテーブルがないのは普通車じゃ珍しいがグリーン車ではよくある仕様。

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どうやらテーブルはひじ掛けに収納されているもののみらしい。片道3時間前後の特急でテーブルこれだけというのはサービスとしてどうなのだろう...。

着席すると、座席が若干固めな印象を受けた。グリーン車っていうともう少し快適でふかふかな印象があったので、期待していたものと違うなという感じ。

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車端部に毛布が。これはグリーン車の標準的な装備。

最前部はこんな感じ。

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パノラマグリーンというだけあって、前の景色が楽しめる造り。

A席は運転席の後ろに位置していることと床がそこまで高くないことから、着席すると運転席の設備が被って前が良く見えなかった。向かって右側は設備もなく景色が見やすいので、1人掛けC席が当たり席だと言われる所以なのだろう。
それでもカーブ多き路線を振り子式を用いて飛ばす特急の前面展望は楽しいもの。駅間が短くても結構飛ばしてくれるので爽快だ。国鉄車両な上に単尺レールだからか良く揺れたが、それもまた良かった。

終点出雲市駅で下車。
折り返しで発車する前にロゴを撮影。

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2010年前後に行われた改造工事で、工事を終えた車両はゆったりやくもの愛称が付けられた。この赤い塗装もその頃に登場したもので、カラーは出雲大社の巫女さんをイメージした赤、塗り分けは381系くろしおに準じたパターンで塗装されている。国鉄特急の中で最も新しい塗装といえるかもしれない。

2022年度から新車が投入されるとアナウンスされている381系やくも。この日は平日だからか利用客も撮影者も少なめだった。KATOが模型化した際に瞬時に売切れたり、SNSで定期的に撮影してる人を見かけたりするのでやはり大変人気がある列車だ。撮影も乗車も荒れる前に楽しんでおきたいと思う。

今回はこの辺で。

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