特急やくも 381系を置き換え&国鉄色復活へ

特急やくもの運用に就く381系。国内で唯一、国鉄型車両が定期で走る特急列車だったが、いよいよ置き換えの詳細が発表された。

特急やくもは今年で誕生50周年。誕生当時は伯備線は非電化、キハ181系で運転されていた。
伯備線の電化後は381系が担当、約40年に渡り活躍し続けている。カーブが多い路線で高速運転べく振り子式を採用、一部列車にパノラマ展望が楽しめるグリーン車を連結、最長9両での運転が行われる。また、改修工事が行われた2010年からは全車がゆったりやくもとして運転。塗装は現在の赤いものになって運転中だ。

今回発表されたプレスリリースによると、置き換え車両の投入は2024年春予定。273系を名乗る新型車両はデザインは公表されなかったものの、予定では4両11編成の計44両が製造される。381系の振り子を継承、技術的にレベルアップしたものが搭載される予定で、乗り心地の改善・向上が期待できるという。

振り子でも使わないと早く走れない線区だから、振り子に関してはあらかた予想されていた通りだと思う。以前、"空気ばね式振り子"を搭載するJR四国8600系で試運転を行っていたけど、結果が芳しくなかったのかそちらの採用は見送られたよう。
4両または8両での運転なのか、運転形態がどう行われるのかが気になるところ。詳細発表が待たれるが、特急くろしお等の前例からパノラマグリーンは消滅可能性が高そうだ。

また、新たに381系国鉄色の復活することが発表された。
特急やくも運転開始50周年を記念した企画で、2022年3月19日から運転がスタート。パノラマグリーン付きの編成ではない非パノラマ編成(6両)に施行される。車両運用はなんと固定で、列車はやくも8・9・24・25号。コロナ禍なのでわからないけど、繁忙期には増結運転が行われていたやくも。混結も期待できるかもしれない。

ちなみに381系だが、やくものロゴの大きさで車両の人気が異なるらしい。写真1枚目、2枚目とロゴの大きさが異なる写真を並べてみたが...言われてみれば確かにそうだ。国鉄色のロゴサイズはどっちなんだろう？

今回はこの辺で。

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