れいるのおと

旅、鉄道、飛行機、ひとり言。あれこれかじって語りたいだけのブログ。

JR四国2000系の特急宇和海に乗ってきた

JR四国の特急宇和海(うわかい)に乗ってきた。

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特急宇和海予讃線の松山~宇和島間を走る特急列車だ。愛媛県内完結の特急列車で、両駅間を1時間20分程度で運行している。
使用車両は、JR四国が誇る2000系気動車。四国の鉄道高速化に際し鉄道総研とタッグを組んで誕生した世界初の振り子式気動車である。
乗車に引き当てたのは、外観はピンクと紺のツートンカラーが特徴の改良型車両N2000系。2000系で運転される特急は、車両の運用が共通化されており、N2000系を引いたのは偶然らしい。


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車内。2000系にはリニューアル計画が発表されていたけど、実施されたのはごく一部の車両だけ。そして今回乗車した車両は、計画変更でリニューアルされなかった車両だった。車内は原形のまま使われていて、古さというか、良くも悪くも90年代前後の特急らしい内装をしている。

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座席。
座面も背面も比較的柔らかめ、特筆することもない無難な座り心地。人間工学とかそういった要素があまり入っていない、フカフカな座り心地というのも個人的には好きです。

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座面裏。
やはり座席を見ても90年代の車両らしいところが伺える。783系やキハ283系651系のそれと、設備、座面の形、手摺の形、フットレストの色味や形状などが酷似。
というかおそらく同じパーツを使っているのでしょう。車両製造メーカーも数えるほどしかないし、車両の登場当時は国鉄民営化後からまもない頃。各社の特色を出すよりもまだ国鉄の時のやり方が残っててもおかしくないと思う。

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蛇腹カーテンとフック、鉄格子タイプの網棚もこの時代の特急ならでは。

色褪せてたり劣化は見えるけど堅実で素直な気動車。線形がそこまで悪くないせいか、振り子式がきついとか乗り物酔いしたとかいう感想は湧いてこなかった。乗り心地も快適だけど、比較的揺れるし床下も唸る。それが良いんだけどね笑(オタク目線)



今回はこの辺で。