【同じホームに2つの列車】縦列停車を見る

JR四国の松山駅。
ここでは列車の縦列停車を見ることができる。

手前が8000系しおかぜ・いしづち号、奥が2000系宇和海号。写真左側には改札があり、改札から2つの列車に直接アクセス、同時ホーム乗り換えが可能な構図になっている。全国でもそう多くない縦列停車のなかでも、松山駅は電車(8000系)と気動車(2000系)のコンビ。有効長12両のホームに2車種が並ぶのは、松山駅のちょっとした名物になっている。

この縦列停車、通常はホームが足りないことからこの形態が取られるそう。西武池袋駅や京阪淀屋橋駅など、特急と普通列車がホーム兼用するケースが有名だろうか。普通列車に比べ長時間止まる特急を奥へ、手前で普通列車が発着する構図が多い。

対してこの松山駅、同じホームに止まる列車がそれぞれ反する方向へ向かっていく。これがなかなか新鮮で観ていて飽きない。特にしおかぜ・いしづち号というドル箱特急は10分程度で折り返してしまうので忙しく車両が入れ替わる。今なら8000系と8600系の2形式が担当しているし、アンパンマンラッピングなどもやってきて楽しい(笑)。

今は万一の場合でも発達した制御・信号システムで大丈夫だろうけど、昔はこれが原因で事故などあったんだろうなぁと思ったり。また、ホームの奥では松山駅立体交差事業が進行中。立体化後は現在の2面3線から2面4線に増えると発表されており、このシーンが見納めになる予感しかない。高架化前に再訪できるかなー。

今回はこの辺で。

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