れいるのおと

旅、鉄道、飛行機、ひとり言。あれこれかじって語りたいだけのブログ。

東武200系(250型) 特急りょうもうに乗る!

かなり間が空いたが今日からぼちぼち更新再開。今回は東武特急りょうもう号に乗ってきた話。

FullSizeRender
特急りょうもうは、主に浅草~赤城間で運転されている東武の特急列車だ。写真の200系(200型・250型)は、1991年に登場、先代1800系で運転されていた急行りょうもう号のスピードアップと特急格上げを目的に誕生した車両である。200型は足回りを1720系DRC(デラックスロマンスカー)から機器類を流用、250型は完全新造車両で誕生。形式としては30年ちょっとの歴史だけど、足回りなどはさらに古い歴史を持っている、というのは良く知られた話だろう。

外観の赤白の塗装は1800系のものを引き継いだカラーリング。特急りょうもう号に30年以上充当されており、スペーシアのように車両の愛称がないが、列車名=車両愛称になりつつある車両だと思う。


IMG_5716
車内。
スペーシアと2大看板特急であったりょうもう号。豪華で個室まで備えるスペーシアと比べて、オール普通車の比較的簡素な印象。"急行からの格上げ"という背景を考慮してもかなりこざっぱりしている。

IMG_5713
座席。
今回引き当てたのは1編成しか存在しない、完全新造で投入された250型。200型ではDRCの座席が流用されていたものなどが複数いて、それらが2015年あたりに新しいものに交換されたという経緯があるのだけど、250型の座席は登場時のまま座席カバー色を200型と同じものに揃えたよう。

FullSizeRender
座面裏。
フットレストと網ポケットのみが用意されている。テーブルは壁際に取り付けられたもののみ。

根本的に200型リニューアル座席と異なるため、サービスにも違いが見られる。ひじ掛けの形状、座席の真ん中にひじ掛けがない、フットレストがある(200型リ座席にはなし)、座面裏テーブルがない、などなど...。初めて250型に乗ったが、ここまでサービスの違いがあるとは驚いた。

IMG_5715
リクライニングは比較的浅めといえる。
写真は自分が利用した車端部の座席だけど、前の景色が壁だからか開放感や快適さは劣る印象。申し訳程度のフットレストがかえって幅を取っているし、テーブルの位置にも違和感。また窓は戸袋なので駅停車時の車窓は遮られる。
扉がない車両もあることから座席数確保を念頭に設計されたことが窺えるので、快適さを重視したわけではなさそうだと推測。でも車端部はちょっと窮屈過ぎないか。

FullSizeRender
上から降ろすタイプではなくカーテンタイプのブラインド、窓際には荷物用フック。窓は2列で1枚の配置。網棚は1990年前後の特急車両でよく見かける形状で網目のもの。

IMG_5717
車端部。国鉄185系のような、急行らしさが感じられるテイスト。

IMG_5722
ちなみにモハ251-5という車番はJR251系ともろ被りしている。

現時点で東武特急車両の一番古い座席といえる250型の車内。統一感がなかったりはてなマークが浮かんでしまう部分もあるけど、それも"らしさ"と考えれば悪くない。
そこそこ揺れるし静粛性に富んでいるわけでもないが、ビジネス特急や急行格上げ車両としては十分な気がします。DRCからの流用座席との比較をしてみたかったなぁ。



今回はこの辺で。


最後までご覧いただきありがとうございます
クリックしていただけると励みになります


にほんブログ村 鉄道ブログへ


にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型 Nゲージへ

鉄道コム