れいるのおと

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日本一豪華な個室夜行バスで四国 徳島へ 前編

四国1周旅の往路で乗車した夜行バスの話。

 

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夜行バスはいろいろあるけど、今回は日本一豪華と呼ばれる個室夜行バスのチケットをゲット。
せっかく乗ったので乗車レビューを書いていきたい。
今回は前後編で。前編では設備紹介、後編では乗車録を綴っていく。

 

 

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日本一豪華な夜行バスこと、徳島の海部(かいふ)観光が運行するマイフローラ号。
大きな観光バスなのに座席数はわずか12席、しかもすべて個室。豪華で快適な個室夜行バスの先駆けなバスであり唯一無二。東京~徳島間で毎日運転されている。


筆者としては、デビュー当時からずっと乗りたかったバスだったのだが、機会やタイミングが合わなくて乗れずにいた車両だった。四国へ行くことが決まった時に予約を確認し、ラスト1席のところを予約できて乗車が叶った。


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バスは東京駅前の鍜治橋駐車場から発車する。バス駐車場に着くと、ちょうどピンクの可愛いバスが入庫するところだった。

バスの元に行き、乗務員さんに名前を伝えて荷物を預け、トランクに入れてもらう。荷物と引き換えにカードをいただき車内へ。これが個室番号と荷物番号の役割をしていて、シンプルかつわかりやすい。


車内へ足を踏み入れる前に、靴を脱ぐよう告げられる。車内は土足厳禁。もちろん靴も預かってもらえます。

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おぉ...。
カーテンで仕切られた座席。寝台列車のような雰囲気、良いですね笑!カーペットが敷かれた廊下の上を靴下で歩いていく。

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今回、指定された個室は9番個室。各個室にはそれぞれ花の名前が付けられている。

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本日利用するのがこちらの座席。
ぱっと見、若干窮屈な満喫個室のような...
ちょっと座りにくいが、快適性を優先した結果だから仕方ないだろう。

座席の細部を見て行く。

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座席全景。
座席は幅の広げたグリーン車のような雰囲気。背もたれの厚みから贅沢な座席だということが感じられるし、見た目でもフカフカなんだろうなと想像できる。
座席上に、可動式の枕と腰の部分に当てる用のクッションが用意されている。この座席で終点徳島まで9時間の旅となる。

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座席背面。この大きな張り出しが快適さの証。
なんと徳島産の杉を使った手作り座席だそうで。地元の方と連携して作り上げた感じが、本当の意味での"観光"バスらしくて良い。

ちなみにこれは完全個室ではありません。仕切りはカーテンのみで上部は繋がっているだけ。ただし、隙間はあってもプライベートは確保されている。まさに漫喫の個室をイメージするとわかりやすいかもしれない。


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ナビ画面が備わっていて、現在地と前方カメラ映像、映画が見られるとのことだった。ちなみに故障していたのか映画しか見られなかったが...笑。

ナビ画面下には眼鏡が置けるほどのポケットと、ドリンクホルダーが装備。

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足元にはご案内やごみ袋、コンセントと室内用の使い捨てスリッパが用意されている。


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上部にはちゃんと荷物棚もあります。サイズは一般的な観光バスと同じ。ハンガーが1席につき1つ用意されているのが嬉しい。

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座席を倒してリクライニングにしてみる。足元にはレッグレスト。張り出しの下に足を滑り込ませることができる。
リクライニングの角度は、平面から30°ほど起き上がったくらい。リクライニング・レッグレストはひじかけ部分にあるボタンで手動操作。

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カーテンを閉めて、ちゃんと座ってみる。プライベート個室らしさが良いですね。

フルリクライニングにすると、結構しっかり横になれる。30°くらいと言ったけど、感覚的にはほぼ横になってるのと等しいくらいだった。
クッションは座面と背面の間に置いて使用したのだが、座席のつなぎ目をうまく繋いでくれて良い仕事をしてくれる笑。座席幅も広くてゆとりがあり、寝返りが打てるくらい。こりゃあ良いぞ...。

完全個室ではないので大きな音はNG。まぁ夜行バスなんてどれもそうですけどね笑。
それなりのお金を払って乗っているので、皆さんマナーを守って静かに過ごされていた。僕も静かにしているけど、心の中は騒がしく笑。寝台列車に乗るときの胸の高鳴りと同じです。さて、これから四国まで快適に過ごさせていただきます。


後編へつづく。

 

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