れいるのおと

旅、鉄道、飛行機、ひとり言。あれこれかじって語りたいだけのブログ。

中央線201系撮影会に参加してきた!

今、JR中央線の主力車両、E233系。の一世代前は、201系という車両だった。すでに引退済みであるわけだが、先頭車の1両だけが豊田車両センターに長らく保管されている。
201系先頭車は、たまに車両基地公開で展示されることがあるくらい。とりわけ目立った動きはなく、コロナ禍に入ってからは公開すらされていなかった。


そんな中、この保存車の撮影会の開催が突如として発表される。昨年(2021)年12月である。撮影会は有料で少人数制、しかも応募は先着順。何とも倍率が高そうだが、筆者も一目見たさにチケット争奪戦に挑んだ。が、あっけなく完敗。サイトを開くことすらできなかった。

そして今年に入り、2回目の撮影会開催が発表。値段や定員は前回と同じである。ダメ元で争奪戦に挑むと、今回は運良く参加権をゲット。201系を近くで、生で、拝む機会を授かった。


ということで今回はそんな撮影会の様子を鉄が熱いうちに、でも軽めに(笑、レポしていきたい。

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開催は2022年7月24日。
集合場所は豊田車両センターの入口門。
閑静な住宅街の中にある。豊田駅から歩いて15分ほどで到着した。

入り口で受付を済ませて、車両センター内の会議室のような部屋に通された。

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!!
そこではかつて掲げられてきたヘッドマークの数々が展示されていた。これは予想外だったので嬉しい笑。
後日調べたら、1回目の時にもこういった展示はあったとのこと。だが、1回目に展示したものとは異なるものが並べられていた。
なるほど、2回目参加の人でも楽しめる内容になっているのだな。2回とも参加した猛者がいるのかはわからないけど。


ということでしばしのヘッドマーク撮影会状態。少人数ゆえ互いに譲り合い、静かにシャッターを切り続けた。

落ち着いた頃、注意事項の説明が始まった。センター長の挨拶もいただいた後、徒歩で撮影会会場へ向かう。暑く、日陰のない車両基地内を進み、会場に到着。会場はどうやら検修庫らしい。

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いた。
201系が止まっている。あホントにいるじゃん。いや当たり前だけども。
やっと実感が湧いたと言うか、そんな感じ。
近くで一目見られるだけでも嬉しく懐かしく、うわっ...以外言葉が出ない。

まず、入口近辺で待機を指示された。201系はアントに押されて前進してくるから、と。
そして201系はゆっくりこちらへやって来た。
ここだけは動画を回した。自走じゃないしライトも付かない。でも、走っている姿が見られるだけでもだいぶ感激であります。これはきっと博物館入りしたとしても見られないでしょう。

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!!!
うわ~懐かしい。カッコイイ。何年ぶりの対面にしみじみしながら、メインの撮影会がスタート。
幕は「中央特快 高尾」。実車を見た記憶を呼び起こしながら、各部を観察、撮影していく。もう感無量である。


車両は一時期は雨晒し状態で塗装もハゲていた時もあったのだが、何年か前にお色直しをされて以降は綺麗な状態を保ち続けているようだった。現役時代と何ら遜色ない姿で登場してくれた。嬉しいなぁ。


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庫内の撮影場所は自由。

構図の邪魔になるだろうからとパイロンの数は最小限に抑えられており、参加人数15名と同じくらいのスタッフが立ち会っての撮影会だった。
彼らは立ち入り禁止や危険箇所の案内、タイムキーパーや誘導、時折雑談なども交わしてくれた。人海戦術での開催、贅沢だしありがたい。。。
有料とはいえここまで取り計らってくださるとは想像していなかった。360°撮影ができ、近くに行っても離れて見ても自由。少人数制のおかげで揉め事も起こらず、譲り合いが自然と発生、平和に時が流れて行った。

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ピット内にも立ち入りが出来てこんな構図から車両を見ることも。
ピットに入ったのも博物館以外は初めて笑。現役時代でもあり得ない角度から見られて新鮮だ。
庫内の機械油の匂いを嗅ぎながら撮影するというのも非常に新鮮。記憶は匂いと直結するというから、一生思い出に残る特別な体験になったと思う。

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「中央特快 高尾」幕の撮影タイムを終えると、今度は方向幕を回しての撮影タイム。
この日は「高尾」「中央特快 豊田」「青梅特快 青梅」「通勤特快 東京」「通勤快速 河口湖」「各駅停車 神田」「ホリデー快速おくたま奥多摩」がそれぞれ3分ずつ掲示され、合計7種の表示の201系を記録できた。

表示切り替え中の幕回しももちろん撮影させてもらい、ほぼすべての方向幕を観ることができた。全部残っているんだな~と感じたのと、手回しで切り替えできるんだ、という驚き(笑)。川越や高麗川、通常ダイヤでは終着駅にならない駅名の幕などが見られた。国鉄車両の幕回しは観ていて飽きませんね。


あっという間の約2時間の撮影会イベントは無事終了。大満足のまま帰路に着いた。
これで参加費6000円はお得以外の何物でもない。
201系の今後については語られていなかったけど、「愛されている車両だとわかっているので機会があればまた」と仰っていた。しばらくは撮影会形態が継続される...のかもしれないけど、そこは淡い期待程度で考えた方が良いだろう。



ここまで尽くして撮影会を行ってくださったことに感謝!!
素晴らしい企画をありがとうございました<(_ _)>





今回はこの辺で。


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