れいるのおと

旅、鉄道、飛行機、ひとり言。あれこれかじって語りたいだけのブログ。

TOMIX N700系8000番台R10編成(祝!九州タイプ)入線

東京から西へ伸びる新幹線は今やほとんどがN700系ファミリーだ。N700系以外の車両は、新大阪以西に行かないとお目にかかれない。東京住みの筆者にはあまり縁がない西日本・九州エリアだが、今回初のJR九州車両が入線した。

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N700系8000番台は、九州新幹線が博多まで延伸したときに導入された車両だ。JR西日本所有車はS編成、JR九州所有車はR編成を名乗り、新大阪~鹿児島中央間で活躍している。新八代鹿児島中央間開業時に導入された800系は、山陽新幹線内で営業運転を行っていないため、この8000番台が西日本エリアからの九州新幹線直通列車として役割を担っている。


NゲージTOMIXのみが手掛けていて、通常版・限定版含めて数種類の製品が発売されている。今回入線したのは

TOMIX 92986 N700-8000系 山陽・九州新幹線(R10編成)

九州新幹線全線開業を記念したCMの撮影に使われた編成で、特別にラッピングされた姿が再現されている。2011年に発売された限定品だったのだが、運よく新品で入手できた。

ちなみに撮影されたCMは、新幹線CMの中ではTOP3に入るくらいに有名なもの(TOP3の他2つはたぶんJR東海シンデレラエクスプレスとAMBITIOUS JAPAN)。
九州全体となって新幹線開業を祝う感動モノの素晴らしいCMなので、ぜひ1度見てみて欲しい(CMはこちらから)。


さて、ここからは軽くレビュー。

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限定品らしいパッケージ。パッケージデザインの良さは相変わらず。

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九州新幹線全線開業前の2011年2月20日、CM撮影列車は鹿児島中央を発車、博多までを走行。
博多寄りの先頭車である8号車から前3両と最後尾の1号車にレインボーカラーのラッピングがされた。

パンタグラフは2号車と7号車に設定されていて、パンタ位置が異なっている。近年の在来線車両じゃあまり見られない配置だが、新幹線ではお馴染みの配置。M車は2号車に設定されている。新幹線ってどこがM車か見た目じゃ全然わからないもんですね。

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他のN700系とは違う白藍色の車体とゴールドと藍色のライン、九州新幹線のロゴが表現されている。
ライトの色合いや雰囲気も悪くないと思う。

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美しい流線形のエアロダブルウィング型と呼ばれるノーズも綺麗に再現されていると思う。

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先頭車を前から。
ノーズカバーの堀が深いように見えるが、見る角度によって異なっているだけで目立ってはいない。

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順に、8、7、6、1号車の進行方向左側のラッピング。「祝!九州」「CM撮影中!」「手を振ってください!」「ありがとう!」の文字がプリントされている。

車両の話をすると、8000番台は他のN700系と窓配置が異なっていて、特に6号車は半室グリーン。そのためボディは8000番台製品化時に新規作成していて、見た目は同じだが細かい部分がいろいろ異なる車両となっている。

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ちなみに進行方向右側はレインボーのみとなっている。同じく8、7、6、1号車にラッピング。
ラッピングだが、塗装の粗さなどが悪目立ちしている感じはない。

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パンタグラフ
筆者は固定式パンタしか知らない人間だったので(古い)、「あ、動くんだ」といった感じ。パーツが細いので誤って引っかけたりしないように注意しておきたい(笑)。

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TOMIX新幹線あるあるなこの可動式幌。N700系E5系から全周幌が採用され始め、この可動式幌でも見た目の違和感がない形式が増えた。1つ不満を言うと、ドアが車体端にあるため幌が動くとドア窓から幌が見えてしまうことくらい。幌の性質上仕方がないのだろうけど...。

昔筆者が所有していたE2系や過去に発売された新幹線車両は、可動式幌に塗装がそのまま延長で塗られた感じで違和感満載だった。当時は帯のラインも引かれていたが、この製品では引かれていないため、幌としての表現を考慮しているのかもしれない。

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フックリング式の通電カプラーが採用されている。後々室内灯を取り付ける予定だが、その時に効果を発揮するだろうと思う。

通電カプラーは台車とは別で動くうえ、TNカプラーのように連結器が真ん中に戻る機構になっていない。フック式だから
連結自体はやりやすかった。

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車番指定の限定品ながら、転写シートが付属。屋根上の号車番号や編成番号などを貼らなくてはいけない。限定品にこれがあるって珍しいのでは?


実車は先ほど書いた2月20日に運転されたのみで、この塗装で営業運転に就いたことはなかった。言うなれば団体専用列車を製品化したようなもので、製品化する車両タイプとしては珍しいと言えるだろう。まだレイアウトデビューを果たしてはいないが、走らせれば映える車両であるのは間違いない。走らせるのが楽しい車両になりそうである。

このR10編成、実は約半年前に新品で入手した品だった。調べると今でもヤフオクやメルカリで2万円前後で出品されている。限定品ながらプレミア化してはいないようなので、比較的入手しやすい品だと思う。





さて、新幹線というのは子供から大人気であり海外の方々から注目されるものであり...。学生や大人でも新幹線好きは多いだろうが、新幹線のメインとする撮り鉄・模型鉄は少数な気がしている。
確かに、撮り鉄するなら遠征費や機材費が嵩んでしまうし、模型集めるならフル編成を揃えるのが大変なうえに走らせるなら場所が限られてしまう。まぁ路線数でいえば言うまでもなく在来線の方が多いから、というのも理由のうちに入るだろうが...。
でもやっぱり、多くの鉄道ファンの原点が新幹線であると思うのです。

何が言いたいかって、新幹線って改めてかっこいいなぁと久々の新幹線購入で思ったんだということ。今Nゲージは先頭車だけでも売ってる時代で、手元に新幹線を揃えやすくなった。身近な車両も良いけど、今一度原点に戻るのもありなのではないだろうか?...笑







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