れいるのおと

旅、鉄道、飛行機、ひとり言。あれこれかじって語りたいだけのブログ。

【上質さと解放感】E261系 サフィール踊り子のグリーン車が快適だった

E261系サフィール踊り子。そのグリーン車に乗ってきた。

 

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東海道線の伊豆への観光特急として、251系スーパービュー踊り子の後継となった車両、E261系。

8両編成のE261系は、なんと全車両がグリーン車グリーン車と言っても種類があって、プレミアム、個室、そして普通のグリーンと3種類ある。

 

今回は"普通のグリーン車"に乗ってきた。

 

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車内全景。

2+1の3列配置で座席が並ぶ。2+2の4列配置が基本のJR東日本特急で、この座席配置は珍しい。先代、251系のグリーン車の座席配置を継いでいるのかな。

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座席。
E5系のG車座席を基本にした座席が使われている。今いる鉄道車両の中で、僕が最も好きな座席です(笑)。
シートピッチは1160mmと広く、3列シートであるため横幅にもゆとりがある。写真ではわかりにくいが、座席ひじ掛けと窓の間が広く余裕があった。

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リクライニング展開時。
マッサージチェアかというくらい大きく展開し、ゆったりくつろげる。この快適さが一番好きな理由であります。


座席の座り心地について。
適度に硬めの背もたれが上半身を支え、柔めながら適度に弾力ある座面と少し硬めのレッグレストが下半身を支えてくれる。プレミアムグリーンが評価された結果、まぁまぁな出来と言われるこの"普通"グリーン車。僕の贔屓めな目線を抜きにしても、快適レベルは他の車両に比べてもかなり上位の方だと思う。

 

ちなみに、この座席はE5系新幹線、JR四国8600系グリーン車の椅子とほぼ同じ。この快適性を体感できるので、ぜひ乗車されたい。


 

www.railnoote.net

 



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車内装飾や装備品を見てみよう。
ひじかけにあるボタンでリクライニングは手動操作、レッグレストは電動で展開する。また全席にコンセントを装備。

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座面裏のテーブルは手前に引き出せるタイプのもの。またひじかけ部分にもミニテーブルを備えており申し分なし。
頭上には荷物置き用の網棚、車端部の網棚にはブランケットが用意されていた。

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車端部には大型の荷物置きが設置。荷物置きにここまで大きいスペースが用意されている特急は、空港特急を除き初めてかも。

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着席時の景色がこちら。

251系のような2階建てまたはハイデッカー車両の構成は継承されなかったものの、景観を楽しめるという点では251系の意匠を継いだE261系。天窓から差し込む光がちょうどよく、車内は明るく解放感がある。ガラス張りの荷物棚でせっかく景色を邪魔していないのだから、荷物を載せることが躊躇われる笑。


グリーン車であるため、室内の静粛性がデッキと全く異なる。他の列車のどのグリーン車より、静粛性が高いように感じられた。
間接照明っぽいのライトでオシャレかつ落ち着きある車内、空まで楽しめる車窓。サウナの"ととのう"とは違うかもしれないけど、露天風呂で感じられるような心地良いくつろぎ感。あー落ち着く。この快適性は大変素晴らしい。



終点までは乗らず約1時間半の乗車ではあったが本当にあっという間。何度も乗った東海道線の車窓だけど、別物のようにも感じられる。

お値段は、E257系踊り子のグリーン車よりも高いのだけど、快適性は大きく勝る。乗るだけの価値はあるだろう。



おまけ

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ちなみに東京行きに乗ると普通のG車でも先頭の展望が楽しめてしまう。ここも251系と同じく、東京寄り先頭車は最上位グレード座席にしない、というのが継承されているようです。


今回はこの辺で。