れいるのおと

旅、鉄道、飛行機、ひとり言。あれこれかじって語りたいだけのブログ。

KATO E3系秋田新幹線こまち 入線!

KATOのE3系秋田新幹線こまちが入線した。

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KATO 10-221 E3系 秋田新幹線「こまち」

久々の再生産となったE3系こまち。辿った限りでは、前回の再生産は2013年12月。約10年ぶりのリリースです。
品番が若いことからわかるように、やや古めの製品で初回発売は2007年。2007年は、新幹線の先頭車の連結器機構が凝られ始めた頃。それをそのままの仕様で、お値段だけ値上げしての再販となった。


実車E3系が、こまち号を退いたのは2014年3月。その後は一部の車両がこまち塗装そのままに、なすの運用で細々と活動。コロナ禍に入った2020年、なすの号の減車により運用離脱。復帰は叶わず、廃車解体されこまち色が消滅した。予告もイベントもなくヌルッと引退して解体されてしまうという大変寂しく残念な最期だった。

ラストランがあれば模型化や再販に期待できる、が鉄道模型のセオリー。実車にこんな感じで引退されたら、忘れ去られて模型化は期待できない...。
と半ば諦めていたところ、まさかの再生産の発表。もう歓喜です(笑)。かくして、念願の車両が入線を果たしたのであります。



 

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製品は秋田行きこまち号で現役だった頃にリリースされたものの再販。こまち引退直前までの姿が再現されている。こまちのロゴが美しく、懐かしい笑。
特徴的なのはやっぱり連結ギミック。正直言えばパーツちっちゃい、扱いづらい、メンドクサイ...でもその分、連結器を出した時に脇にカバーがある姿が実車さながらでとても良い。連結しても映えるでしょう。

あと、KATOのE3系こまちの特徴といえばこの色味。全体的に明るくて艶と光沢があり、可愛く美しく仕上がっている。
だが実車を生で見ると、もう少し落ち着いたトーンに見えて、そこが賛否分かれるところ。模型は、実車に塗られた色をそのまま塗ればいいわけではないから難しい部分ではあるのだが...。個人的には好きなので良いのです。

ネットの画像を見る限り、再生産で色味などの大きな変化はなさそう。HPでも特に語られていないので、前回品からの変更は価格くらいだろうと思われる。


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ライトはHID灯とシールドビームの作り分けがされており、リアルな点灯が楽しめる。LEDが採用されておりとても明るい。期待していなかっただけに意外で嬉しかった。


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パンタグラフは特徴的なピンク色が再現されている。屋根の凹凸も表現されていて、触ると突起を感じられた。模型は上から見ることが多いので、しっかり表現されているのは嬉しい。
連結はKATO伝統のダイヤフラムカプラーを採用。幌と連結器が一体となったもので、実車さながらの編成美を楽しめる。車輪と連動していないので、連結は少しメンドウ。

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M車を分解してみた。M車は前から3両目、13号車で、モーターはフライホイール付きが採用されている。
車輪はトラクションタイヤ(ゴム付きタイヤ)がないタイプ。連結運転を考慮したものだけど、単独でも走行に問題はない。ゴムタイヤ付き動力車はASSYパーツで売られているので、そちらに変えても良いかもしれませんね。

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座席は茶系と青系で塗り分け。実車では15・16号車が自由席で青系のシートを採用しおり、それの再現がされているわけだ。室内灯を入れると目立ちます。
11号車グリーン車は、実車だと黒い座席だったのだけど、模型では茶系のパーツ。こちらは塗分けがされていなかった。まぁ、グリーン車は室内灯色味を変えれば雰囲気出るので、気にすることもないかなという感じ。


 




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総評。
模型として整っているのは、いつものこと。KATOらしくしっかり作り上げられていると思う。
今製品ではやはり実車との色味が違う問題が気になってたのだけど、艶や色味、かわいらしさが実車のそれで、開封したら全く気にならないくらいの良い仕上がりに感じられた。思い出補正かも、いやおそらくそうなんだけど、実車がいないからそれでも良いのかなと笑。でも違和感を感じるほどでは全くないし、新規設計でリニューアルはおそらくされない...。当方の手持ちの新幹線車両がKATOなこともあり、この機会に入線させて正解だったかなと。末永く楽しみたいと思います。



今回はこの辺で。