【ありがとう田端運転所】田端の機関車が尾久所属へ

かねてから予告されていた通り、JR東日本の田端運転所は2022年3月31日で車両基地としての役目を終えた。労組資料によればこれらは組織改編によるもので、今後田端運転所に所属していた車両は隣接する尾久車両センター所属扱いとなる。

大きく変わる点は、車両横の所属先を示す区名札の文字。田端所属機は【田】の札が刺さっていたのだけど、尾久車両センター配置になることから【尾】の札に差し替えられている。
EF58-61を始めとする多くの名機たちに使用された【田】の区名札も見納め。また、【尾】の区名札は尾久機関区が廃止された1964年以来の復活、約60年ぶりに尾久に機関車が帰ってきたと言える。だが...【田】の区名札に慣れ親しんでいただけに、配置消滅は少し寂しい。

ちなみに同じことが群馬は高崎でも起こっている。今春のダイヤ改正で高崎車両センター高崎支所がぐんま車両センターに改名。所属していたD51やEF64の区名札が【高】から【群】に差し替えられている。機関車消滅の一途を辿っている中でなぜ、とも思ったけど、おそらく組織改編とこれとは関係がないのだろう。