れいるのおと

旅、鉄道、飛行機、ひとり言。あれこれかじって語りたいだけのブログ。

オーストリア ウィーンの路面電車事情

オーストリアの首都ウイーンを訪れた。

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ウイーンでは鉄道が発達している。都市鉄道(Stadtbahn(シュタットバーン))や地下鉄(U-Bahn(ウーバーン))が縦横無尽に張り巡らされていて、空港と都市部のアクセスは良好、観光地への移動には困らない。

とりわけ発達しているのがトラム(路面電車)。現地の言葉(ドイツ語)でStraßenbahn Wien、日本語でウィーン市電なるトラムは、所有車両数500両以上、全29路線の総営業距離は約180kmにもなる広大な路線網。歴史と音楽の街の移動を支える重要な路線なのであります。


そんなトラムの車両は、古くから走る車両から新型のものまで様々。路面電車として一般的な1両単行の車両から、広島電鉄グリーンムーバーのような低床式の連接車まであって幅広い。
また、軌間は1435mm。新幹線と同じ線路幅だ。街中にレールと架線が張り巡らされ、ポイントなどもある。おそらくほぼ全てトラムレールで、バラスト敷きの専用軌道は見当たらなかった。


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写真のレトロな車両は1929年製。日本では骨董品のような扱いを受けそうな個体だが、普通に運用に入れられていて元気に走っている。
ヨーロッパは一般的に物持ちが良く、こうした高価なものこそ長く使われていたりする。日本と全く違う空気感がある理由の1つ。
何が来るかわからないけど、運行本数が異常に多いので、車両を選んで乗っても楽しい。路面電車、こんなレトロな車両が街の雰囲気にとても適していてイイ感じ。


トラムの乗り方は簡単で、切符を買うだけ。信用乗車方式だから改札はないけど、無賃乗車すると厳しく罰せられる仕組み。駅員などに検札されることもある。
切符について。地下鉄(U-Bahn(ウーバーン))と運営会社が同じで、フリーパスが共通で使えるようになっている。旅行者ならそれを買った方が移動しやすくて良い。
お値段は24hパスで8ユーロほど。わかりやすく乗りやすいのもイイ。


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ウィーンは、美しい建築と歴史と音楽と自然、そして鉄道が行き交う街。雰囲気も人も暖かく、ぜひ旅行先にオススメしたい。特に秋から冬にかけてはクリスマスシーズンで、町全体が活気づいていてイイ感じ。いつかまた再訪しよう。


今回はこの辺で。


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