れいるのおと

旅、鉄道、飛行機、ひとり言。あれこれかじって語りたいだけのブログ。

【降りない駅訪問記】函館本線 森駅

今年の夏に北海道を訪れた。
今回の旅では、行ったことのない駅、通り過ぎてしまう駅、普通ならなかなか降りない駅を敢えていくつか訪れてみた。
それらを
"降りない駅"と題し、レポを書いていく。...言わば某企画のパ〇リである(笑)。




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さて、今回取り上げるのはJR北海道 森駅。
なんともシンプルな駅名だ。ちなみに木駅はないが林駅は存在する。
目の前には内浦湾という海が広がっており、その名らしくないチグハグな駅である。



森駅は1903年開業、JR函館本線の単独駅。
函館本線は大沼〜森間で本線と砂原支線の2線に分かれており、森駅は分岐・合流の境目となっている。
2014年から定期特急列車は全列車が停車、当駅発着の普通列車も多く設定されており、それなりの規模と利用者がある。「いかめし」という駅弁でも知られる駅だ。


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まずは駅舎から。
築40年以上は経過している年季の入った駅舎だが、とても可愛らしい。昔の飲食店のような趣だ。

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駅前ロータリー。片側が海であるため、駅舎・ロータリーは西口のみ。背景には渡島山地がみえている。


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改札口。
有人改札みどりの窓口が併用されている。JR北海道ではよくあるタイプの改札。


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ホームにまたがる跨線橋から長万部・札幌方面を見る。
貨物取扱も行われていた森駅。それらの遺構らしきものがちらほら伺えた。


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こちらは函館方面。背景にそびえる山は駒ヶ岳。ちなみに函館本線と砂原支線はこの駒ヶ岳を挟むようにしてレールが敷かれている。

普通列車の発着点の森駅。留置線が本用意されていて、夜間停泊も行われている。
この留置線、長い。これだけの長さは不要に思われるので、昔の名残りか何かだろう。


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こうして少し高いところから見ると、本当に海に沿って走っているんだなと実感できる。
函館本線室蘭本線にはこうした海に近い場所が多く、特急北斗の車窓は大変美しい。


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ホーム。
過去に北斗星カシオペアが停車していただけあって、それなりに長いホームを持つ。
普通列車の折り返し点でもあるため、基本的には何かしらの車両が止まっている。


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見学はこれくらい。このあと、キハ40系を撮影したのち、特急北斗に乗車して森駅を後にした。
海の見える駅としてはJR四国の下灘駅などが人気だが、この駅も負けず劣らず絶景の駅であると個人的には思う。方角的に夕陽は観られないから映えないけれども...。

また、対岸には室蘭が見え、ここを突っ切るルートができればかなり時短できるだろうなぁなどと妄想が働く笑。かつては室蘭-森を結ぶ航路があったそうで、トンネルの建設案も出ていたそうだ。

森駅付近での観光というと、正直目立ったものはない。大沼公園駒ヶ岳とともに自然を堪能するのがベストだろう。鉄オタとしては、海沿いを走る列車たちが観られる撮影地がいくつかある。今回はふと立ち寄ったのみだったが、次回はレンタカーを借りて観光して周りたいところ。

あとは何と言っても名物駅弁のいかめしだろうか。今回いただけなかったのは不覚だった。
次訪問時にはぜひに...!


今回はこの辺で。


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