れいるのおと

旅、鉄道、飛行機、ひとり言。あれこれかじって語りたいだけのブログ。

留萌本線 石狩当別~留萌間の運転が終了

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2023年4月1日、JR北海道 留萌本線の石狩沼田~留萌間が廃止された。3月31日にはラストランが行われ、約35kmの路線と7つの駅の営業が終了。当初の発表では9月までの営業予定であったが、繰り上げての廃止となった。

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廃止された7駅は、「真布」「恵比島」「峠下」「藤山」「幌糠」「大和田」「留萌」。平均乗車人員数が1桁の駅も多く厳しい状況であったが、難読駅名や貨車転用の駅舎もあり、それぞれ個性ある魅力的な駅が並んでいた。
また、峠下駅が無くなったことで留萌本線の列車交換駅が消滅。今後は日高本線同様の単線のみ路線となる。



当初から資材輸送を目的に建設された経緯がある留萌本線。鉄道の資材輸送がなくなり、人口減少も進んでいたことから、早い段階からバス転換が検討されてきた。北海道では炭鉱鉄道を起源とする路線が廃止される例が多く、留萌本線もこれに続く形となった。廃止は2016年に増毛~留萌間に続くもので、2026年には深川~石狩沼田間も廃止、留萌本線は消滅する予定だ。




筆者は2022年8月に留萌線を訪問、完乗済み。乗車した時点で、乗客はは朝晩の通勤・通学でぼちぼちな状況、列車本数は少ない上に並行する道路の整備が進んでいた。あくまで乗った時の印象でしかないけど、不採算による廃止は納得せざるを得ない状況が窺えた。趣や魅力があって個人的に好きなローカル路線の1つになったのだが、来訪が引退前になったこと、この1度のみとなってしまったことが少し悔やまれた。

約123年の営業、お疲れさまでした。




今回はこの辺で。


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